ペラリ山 の記録    '200906


ペラリ山は新ひだか町にある一等三角点の山。天測点も設置されている。
静内市街地から東北東へ16kmの位置にあり、標高は718.4m。

車は標高200mの地理院地図で実線表示の林道まで。
その先の点線表示の林道道は歩く。乗用車では侵入をためらう路面状況。
車両が通行している痕跡はあるが、路肩の崩落か数か所、軽のジープ向きで、車両幅の広い車ならスリル満点。
そうは思うが、轍に残るタイヤ幅は広い。オフロード向きの四駆、あるいは林業関係のトラックか。
道端には夏〜秋の花。アキノキリンソウ・ヤマハハコ・ヤマハギなど。

点線の林道歩きは、504m標高点手前斜面直下の、標高380mのコルの東に広がる土場跡まで。
土場跡に車両が入り込んだ痕跡は無く、林道跡はさらに東へ向かって延びており、車両はそちらへ通行しているものと推測。
土場跡は広く、腰から脇程度の背の低い笹に覆われている。入口に登山口標識があり、これから先は細い登山道を登ることになる。
登山道は尾根上に直登で付けられた道。
歩き易さや登る楽しさを考えて造成された印象はなく、往復を優先する登山者が付けた踏み跡が踏み固まって道になった印象。

登山道の周囲は広葉樹の下草として、背が低く茎の細い笹に一面が覆われている状態
笹刈がされず、道の脇から伸び出して、路面を覆っているが、足の運びに対する抵抗は弱く、草と変わらない。
ほとんどが、樹木の下、林間の道。頂上に近づくと、樹木の無い笹原斜面がところどころにあり、海岸線方向の展望がある。
なお、登山道ルートの途中、山頂手前まで、林道跡らしき地形が、合流したり離れたり。頂上付近での工事の作業道だった跡なのか、と想像。

天候は晴れ、日射が容赦なく、風は期待するほどは吹いてくれず、汗だくの山行。
9月4日から約1週間。台風9号10号が連続して九州の西を通った影響が北海道に及び、最高気温30度前後が持続。
暑さ対策でペットボトルの水に0.6%程度の塩を混入して持参。往復で600ml以上を消費。
本日の足元は、古典的に重装備な皮製登山靴。急傾斜の藪には向かない。
靴底は固く、砂利道には良いのだが、急斜面直登では路面引っ掛かりが弱く、足の運びがぎこちない。
さらに木の根に滑り、ツルンと転倒が3回。不安定な足元に余計な力が入り、疲労困憊。

山頂は広く伐開されているが、周囲のダケカンバも背が高く、展望はあまり良くない。
日高山脈主稜線は葉に邪魔され残念。隣の山、横山三山は大きく見え、樹木の後ろになっても、存在感あり。
頂上直下、北東に広がる台地が広く笹原となっており、これは、大がかりな工事の跡ではないのか、と想像しました。


出発9:10 土場10:15 山頂11:40 下山12:10 土場12:45 帰着13:15
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ペラリ山-山頂近くの斜面より:日高の海岸線

ペラリ山-山頂近くの斜面より:日高の海岸線

ペラリ山-山頂近くの斜面より:日高の海岸線

ペラリ山-山頂直下斜面より:横山三山
ペラリ山山頂直下斜面より横山三山


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